向かい側の『ワーキングスペース・学び舎』と『アラジンの魔法の焙煎』が立て続けにオープンして、せりぎんタウンが、バラエティ豊かになって来ました!
珈琲豆焙煎専門店『アラジンの魔法の焙煎』は、ちょっと他には類を見ない稀少なお店です。
その違いのワケは“生豆”にあり!
焙煎士の早川さんにその違いを伺いました。
コーヒー豆の生産処理方式には「ナチュラル」と「ウォッシュド」という2通りの方式があり、多くの珈琲豆焙煎店や喫茶店では「ウォッシュド」の生豆が多く採用されているそうです。
「ナチュラル」は、実を剥かなければ、1日も経たずに発酵を始めてしまうコーヒーの実をきれいに乾燥させるために、雨の降らない気持ちのいい快晴の日が必須で、乾燥の仕方がまずければ簡単に味が崩れてしまうという、なんとも難しい方法だということです。
一方の「ウォッシュド」は天気に左右されず、乾燥しやすい豆で、すっきりとクセがなく安定したおいしさが実現しやすいため、「ウォッシュド」を選ぶお店が多いとのこと。
それでも早川さんが「ナチュラル」を選ぶわけは、珈琲の果実から移った豊かなコクと甘い味が特徴の、そのおいしさ。
元々、全くの異業種の業界で働く焙煎士の早川さんが、数年前に、ある喫茶店で偶然に一杯の「ナチュラル」のコーヒーと出逢ったことから『アラジンの魔法の焙煎』誕生のストーリーがはじまりました。
一杯の「ナチュラル」に惚れ込み、毎週のように通い詰め、探求と学びを重ねて、ついに焙煎士となったそうです。
「ナチュラル」は、豆によるクセも多く、カビやすく輸送も大変なため輸入量も少なく希少性の高い生豆ですが、そのクセを上手く活かす焙煎士の腕が問われます。
特に、良質豆のみを選別するピックを欠かさず、ハイグレードの生豆500gを丁寧に選別し、日々の温度と湿度を見て豆の状態に合わせた焙煎を行なっているそうです。
ご来店の上、お気軽に早川さんにお声掛けしてみてください。
丁寧に選別、焙煎された一杯の珈琲。濃いけれどスッキリとして、苦味はあるが甘みもある奥深い味わいをご体験ください。
早川さんの惜しみない解説で、今まで知らなかった珈琲豆についてのあれこれを知る、こころ豊かなひとときをお過ごしいただけます。
珈琲豆焙煎専門店
アラジンの魔法の焙煎
〒233-0006 横浜市港南区芹が谷4-1-15 せりぎんタウン
焙煎人 早川 聡